制度解説6 セクション
Gビズポータルとは?3つの機能と補助金検索の活用法【2026年3月開始】
2026年3月にデジタル庁がリリースしたGビズポータルの3大機能(AI横断検索・電子ロッカー・手続きジャーニー)を解説。8,000件の補助金検索から申請書作成までの具体的な活用ステップを紹介します。
1Gビズポータルとは — 26府省・24,000件の行政手続きを一括検索できる事業者向けポータル
23つの主要機能 — AI横断検索・電子ロッカー・手続きジャーニー
3jGrantsとの違い — 検索ポータルと申請システムの役割分担
4GビズIDの準備 — Gビズポータルを使うなら最初にやること
参考にした公式情報
制度情報は公募回ごとに更新されます。申請前には必ず最新の公募要領・交付規程をご確認ください。
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2026年3月27日、デジタル庁がGビズポータルのα版をリリースしました。26府省が管轄する約24,000件の行政手続き情報と約8,000件の補助金情報を、生成AIを活用して横断検索できる無料のポータルサイトです。本記事では、Gビズポータルの3つの主要機能と、補助金申請における具体的な活用法を解説します。
これまで事業者が補助金を探すには、各省庁のWebサイトやjGrantsを個別に検索する必要がありました。制度の正式名称を知らなければたどり着けないケースも多く、対象となる補助金を見逃している企業は少なくありません。
Gビズポータルは、この「探しにくさ」を解消するために開発されました。運営はデジタル庁で、利用料は無料です。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 運営 | デジタル庁 |
| リリース日 | 2026年3月27日(α版) |
| 利用料 | 無料 |
| 対象 | 全事業者(個人事業主・中小企業・大企業) |
| 手続き情報 | 約24,000件(26府省) |
| 補助金情報 | 約8,000件 |
| 必要なアカウント | GビズID(推奨) |
Gビズポータルは、以下の3つの機能で構成されています。
1. AI横断検索(生成AI搭載)
26府省の手続き情報を一括検索できます。従来のjGrantsや各省庁サイトでは、制度名やキーワードの完全一致が求められることがありました。Gビズポータルでは生成AIが検索意図を補完するため、「飲食店を開きたい」「人手不足を解消したい」といった自然な言葉でも、関連する補助金や許認可手続きにたどり着けます。
2. 電子ロッカー
申請に必要な書類を、事業者・士業(税理士・行政書士等)・行政機関の間でオンライン共有できる機能です。フォルダごとにチャット欄が用意されており、共有相手との相談もポータル上で完結します。GビズIDプライムに紐づく組織ごとに1GBの容量が割り当てられます。
| 共有方法 | 説明 |
|---|
| GビズIDで指定 | GビズIDを持つ相手を直接指定 |
| メールアドレスで指定 | GビズIDを持たない士業等にも共有可能 |
| URL+パスワード | リンクを知っている人がアクセス |
3. 手続きジャーニー
「会社を設立したい」「飲食店を開業したい」といった目的別に、必要な行政手続きを順番にガイドする機能です。補助金だけでなく、許認可や届出も含めた一連の手続きを時系列で案内します。
▼ Gビズポータルで補助金を見つけたら、次は申請書作成。補助金GOのAIドラフト機能で審査基準に沿った事業計画書を自動生成できます。まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
Gビズポータルの登場で、「jGrantsとの違いがわからない」という声が出ています。結論から言えば、**Gビズポータルは「探す・知る」、jGrantsは「申請する」**というすみ分けです。
| 比較項目 | Gビズポータル | jGrants |
|---|
| 主な役割 | 手続き情報の検索・案内 | 補助金の電子申請 |
| 補助金件数 | 約8,000件(全府省横断) | 約3,000件(申請受付中の補助金) |
| AI検索 | あり(生成AI搭載) | なし(キーワード一致) |
| 申請書の提出 | できない | できる |
| 書類共有 | 電子ロッカーで可能 | なし |
| 必要アカウント | GビズID(推奨) | GビズID(必須) |
Gビズポータルの8,000件には、募集終了済みの過去の補助金情報も含まれています。一方、jGrantsは現在申請を受け付けている補助金に限定されるため件数は少なくなりますが、実際の電子申請はjGrantsでしか行えません。
よくあるパターンとしては:
- Gビズポータルで自社に使えそうな補助金を探す
- jGrantsで公募要領を確認し、電子申請する
- 申請書の作成は自力 or コンサル or AIツールで行う
つまり、Gビズポータルは「入口」であり、申請書の作成や審査対策は別途必要です。
※Gビズポータルは2026年3月時点でα版です。今後のβ版(2026年度中予定)で機能が拡張される可能性があります。最新情報はデジタル庁の公式ページでご確認ください。
Gビズポータルの全機能を使うには、GビズIDプライム(法人代表者向け)またはGビズIDメンバー(従業員向け)の取得が推奨されます。GビズIDは、jGrantsでの補助金申請にも必須のため、補助金活用を検討している企業は早めの取得が実務上有利です。
| アカウント種別 | 対象 | 取得方法 | 所要期間 |
|---|
| GビズIDプライム | 法人代表者・個人事業主 | オンライン申請+郵送審査 | 約1〜2週間 |
| GビズIDメンバー | プライム配下の従業員 | プライム管理者が発行 | 即日 |
| GビズIDエントリー | 簡易利用 | オンラインのみ | 即日 |
注意点: エントリーアカウントではjGrantsでの補助金申請ができません。補助金申請を予定している場合は、プライムアカウントを取得してください。
GビズIDの取得手順や必要書類の詳細は、関連記事「GビズIDプライムの取得方法」で解説しています。
Gビズポータルで補助金を見つけた後、実際に申請するまでには以下のステップが必要です。「検索できた」と「申請が通る」の間には大きなギャップがあります。
| ステップ | 作業内容 | 対応ツール |
|---|
| 1. 検索 | 自社に合う補助金を探す | Gビズポータル(無料) |
| 2. 要件確認 | 企業規模・業種・申請枠の適格性を判定 | 公募要領を読む / AIツール |
| 3. 事業計画書作成 | 審査基準に沿った計画書を作成 | 自力 / コンサル / AIツール |
| 4. 数値計画 | 付加価値額・経常利益等の計画表を作成 | Excel / 会計士 / AIツール |
| 5. 電子申請 | jGrantsで申請書類を提出 | jGrants |
| 6. 採択後管理 | 交付申請・中間報告・実績報告 | 自力 / コンサル |
ステップ1(検索)はGビズポータルで無料でできるようになりました。しかし、採択率を左右するのはステップ3〜4の計画書の品質です。
よくある失敗パターンとして、「Gビズポータルで良さそうな補助金を見つけたが、公募要領を読み込まずに申請書を書き始めてしまい、審査基準への対応が不十分で不採択になる」というケースがあります。ものづくり補助金の採択率は約35〜60%と回によって幅があり、不採択の主な原因は「審査基準への対応不足」「数値計画の根拠不足」「事業の革新性の説明不足」です。検索が簡単になった分、申請書の品質で差がつく時代になっています。
※採択率は中小企業庁が各回の公募結果で公表する数値に基づきます。
Q. Gビズポータルは無料ですか?
はい。Gビズポータルは完全無料です。デジタル庁が運営する行政サービスのため、利用料はかかりません。ただし、GビズIDプライムの取得には郵送審査が必要で、取得までに1〜2週間かかります。
Q. Gビズポータルで補助金の申請まで完結しますか?
いいえ。Gビズポータルは補助金情報の検索・閲覧と書類共有までが対象範囲です。実際の電子申請はjGrantsで行います。また、申請書(事業計画書)の作成機能はGビズポータルには含まれていません。
Q. jGrantsはなくなりますか?
いいえ。jGrantsは補助金の電子申請システムとして引き続き運用されます。Gビズポータルは検索・案内機能に特化しており、両者は役割が異なります。将来的な統合については、デジタル庁から公式な発表はありません。
Q. α版で利用上の制限はありますか?
α版のため、対応する手続き情報や検索精度は今後のアップデートで改善される可能性があります。2026年度中にβ版のリリースが予定されており、API連携やAI検索の精度向上が計画されています。
補助金を「見つける」ステップはGビズポータルで大きく前進しました。次のステップとして「審査に通る計画書を作る」段階では、審査基準に沿った逆算型のドラフト作成が採択率向上のポイントです。あなたの会社に最適な補助金をAIが30秒で診断。まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
※本記事の情報は2026年3月時点のものです。Gビズポータルはα版のため、機能や仕様が変更される可能性があります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。補助金の申請要件や補助率等の詳細は、必ず最新の公募要領をご参照ください。