経済産業省・中小企業庁

中小企業新事業進出補助金

中小企業新事業進出補助金事務局 | 最終更新: 2026-03-30 | 第3回公募(締切2026/3/26 終了)。第4回(最終回)公募後、令和8年度から「新事業進出・ものづくり補助金」に統合再編予定。3枠構成、予算2,960億円

補助上限額

最大9,000万円

補助率

中小企業: 1/2(大規模賃上げで2/3)

中堅企業: 1/3(大規模賃上げで1/2)

申請枠

新事業進出枠

審査基準・評価ポイント

事業化点: 事業実施のための体制、財務状況、市場ニーズ、収益性

新事業進出点: 新市場・高付加価値事業への進出の新規性・成長性・必然性

政策点: 地域経済への貢献度、ニッチトップ化の可能性

補助事業としての適格性

審査配点比重

新事業進出点

35%
  • 新規性の3要件充足
  • 進出先市場の成長性
  • 既存事業とのシナジー
  • 進出の必然性

事業化点

30%
  • 実施体制の具体性
  • 財務健全性
  • 市場ニーズの根拠
  • 収益モデル

政策点

20%
  • 地域経済への波及効果
  • ニッチトップ化の可能性
  • 賃上げ計画
  • 経済構造転換への貢献

補助事業の適格性・実現可能性

15%
  • スケジュールの妥当性
  • 経費の妥当性
  • 補助事業としての適格性

加点項目

  • 新市場・高付加価値事業への進出の明確な新規性
  • 付加価値額の年率4%以上増加計画
  • 大規模な賃上げ(+45円以上 or +6%以上)
  • 市場の成長性を示すデータに基づく進出計画
  • 認定支援機関の具体的な支援内容の記載
  • パートナーシップ構築宣言への登録
  • くるみん・えるぼし認定取得
  • 技術情報管理認証制度の取得
  • 成長加速化マッチングサービスへの登録

よくある不採択理由

新市場・高付加価値事業への進出要件を満たしていない — 既存事業のマイナーチェンジにすぎない
「新規性」の要件を満たしていない — 既存事業のマイナーチェンジにすぎない
市場分析が不十分 — 進出する市場の規模・成長性のデータがない
既存事業との相乗効果が不明確 — なぜ自社がその新事業に取り組めるか説明がない
資金計画が甘い — 自己負担分の資金調達見通しが不明
認定支援機関による確認書の記載が形式的

対象経費区分

建物費(建設・改修・撤去等)機械装置・システム構築費技術導入費専門家経費運搬費クラウドサービス利用費外注費知的財産権等関連経費広告宣伝・販売促進費研修費

必要書類

事業計画書(A4で15ページ以内)
認定経営革新等支援機関の確認書
決算書(直近2期分)
ミラサポplus「活動レポート(ローカルベンチマーク)」
従業員数の確認書類
収益事業を行っていることの確認書類
建物の新築が必要な場合: コスト縮減策の説明書類

採択されやすい書き方のポイント

  1. 1新事業進出の必然性と新規性を具体的に説明する — 既存事業との明確な差分を示す
  2. 2「新規性」の3要件を具体的に説明する: (1)過去に製造等した実績がない、(2)製造方法等に新規性がある、(3)定量的に性能等が異なる
  3. 3SWOT分析+クロスSWOT分析で新事業進出の必然性を示す
  4. 4認定支援機関の確認書は形式的にならないよう、具体的なアドバイスを記載してもらう
  5. 5付加価値額の計画は保守的かつ根拠のある数値で — 過大な見込みは減点
  6. 6補助下限額は750万円。それ以下の投資額では申請できないため注意

口頭審査(プレゼン審査)

審査時間

15〜20分(質疑応答中心)

形式

オンライン(第3回公募から本格導入・厳格化)

出席者

代表者本人(必須)+経営幹部等1名(任意)

よく聞かれる質問

  • - なぜこの事業が『新規性がある』と言えるのか具体的に
  • - 進出先市場の規模・成長率のデータソースは何か
  • - 既存事業のリソース(人材・設備・ノウハウ)をどう活用するか
  • - 競合他社と比較した自社の優位性は何か
  • - 売上計画の達成が遅れた場合のリスクヘッジは
  • - 認定支援機関からどのような具体的アドバイスを受けたか

もう少し詳しく

公募要領・公式情報に基づく補足です。申請前は必ず最新の公募要領でご確認ください。

申請の基本(詳細)

申請スケジュール

口頭審査(15〜20分・オンライン)あり。代表者本人必須。認定支援機関の確認書必須。

新事業進出補助金の申請スケジュール

審査の流れ

ステップ 内容
書面審査 申請書類・認定支援機関の確認書を審査
口頭審査 15〜20分・オンライン。代表者本人が計画を説明
採択発表 口頭審査後に結果通知

必須書類:認定経営革新等支援機関の確認書

認定経営革新等支援機関の確認書が必須です。事前に支援機関を選定し、計画内容について具体的なアドバイスを受け、その内容を確認書に反映してもらいます。

「確認しました」のみの形式的な確認書は評価されません。具体的な改善アドバイス・検討事項が記載されていることが重要です。

口頭審査の準備

口頭審査は厳格化が進んでいます。新規性3要件、市場データの出典、収益計画の根拠を、自分の言葉で説明できるよう準備してください。準備不足は致命的です。

参考・公式情報

GビズID・認定支援機関

GビズID必須。認定経営革新等支援機関の確認書が必須。

電子申請にGビズIDプライムが必須。認定経営革新等支援機関による確認書の提出が必須。確認書は形式的にならないよう、具体的なアドバイス内容を記載してもらいます。

参考・公式情報

16ヶ月ルール

ものづくり・事業再構築・新事業進出で採択後16ヶ月は申請不可。

申請締切日から過去16ヶ月以内に、ものづくり・事業再構築・新事業進出のいずれかで採択された場合は申請不可。過去3年で2回採択も制限対象。

参考・公式情報

対象者・適格性

中小企業者等。補助下限額750万円。新市場・高付加価値事業への進出が要件。

対象者・適格性

対象者

中小企業者等が対象です。補助対象経費の下限は750万円です。

事業の要件(重要)

既存事業の延長ではなく、新市場・高付加価値事業への進出が要件です。

新規性3要件(すべて満たす必要あり)

要件 内容
過去実績なし 当該事業について、過去に実績・売上がないこと
製造方法の新規性 既存と異なる製造方法・工程・技術を採用
定量的性能差異 既存製品・サービスと定量的に異なる性能・機能

1つでも欠けると不採択になります。各要件を個別に論証し、比較表・データで示してください。

審査の観点(詳細)

事業化点: 事業実施のための体制、財務状況、市場ニーズ、収益性

実施体制・収益モデルを具体的に。3シナリオで保守的計画を。

実施体制は組織図+責任者名+外部パートナー。収益計画は保守・標準・楽観の3シナリオで示すと評価が高まります。市場ニーズの根拠(LOI、顧客ヒアリング)を記載。

参考・公式情報

新事業進出点: 新市場・高付加価値事業への進出の新規性・成長性・必然性

新規性3要件を個別に論証。TAM/SAM/SOMを示す。

新事業進出点の評価ポイント 完全ガイド

1. 新規性3要件の個別論証

要件 論証のポイント
過去実績なし 当該事業の売上・受注実績が過去にないことを明示
製造方法の新規性 既存との製造工程・技術の差分を比較表で
定量的性能差異 性能・機能を数値で比較(強度、精度、効率等)

各要件を個別に論証してください。1つでも曖昧なままだと不採択になります。

2. TAM/SAM/SOMの提示

用語 意味 記載例
TAM 全体市場規模 国内○○市場は○兆円(矢野経済)
SAM 自社が狙うセグメント 中小向け○○は○億円
SOM 自社が獲れる規模 5年で○千万円

公的統計・業界レポートで成長性をデータで裏付けます。

3. 既存事業とのシナジー・進出の必然性

「なぜ自社がその新事業に取り組めるか」を、既存の技術・顧客基盤・人材と結びつけて説明します。

参考・公式情報

政策点: 地域経済への貢献度、ニッチトップ化の可能性

地域雇用・ニッチトップ化を数値で。

地域雇用の維持・創出数を具体的に。ニッチトップ化の場合は市場シェア目標を数値化。賃上げ計画との整合性も示します。

参考・公式情報

補助事業としての適格性

ガントチャート・経費の見積根拠を明記。

ガントチャート形式のスケジュール必須。経費は見積根拠を項目別に明記。補助事業としての適格性(補助金がなければ実施できない理由)を説明します。

参考・公式情報

加点項目(詳細)

新市場・高付加価値事業への進出の明確な新規性

新規性3要件を満たす論証が鍵。

新規性3要件を満たすことを、比較表・データで論証。既存事業との明確な差分を示します。

参考・公式情報

付加価値額の年率4%以上増加計画

5年間の計画を根拠付きで。

付加価値額の年率4%以上増加計画を、保守的かつ根拠のある数値で。過大な見込みは減点要因。

参考・公式情報

大規模な賃上げ(+45円以上 or +6%以上)

賃上げ計画を具体的に。加点対象。

時給+45円以上または+6%以上の賃上げ計画は加点対象。投資効果との因果関係を説明。

参考・公式情報

市場の成長性を示すデータに基づく進出計画

TAM/SAM/SOMを公的データで。

市場の成長性を業界統計・公的レポートで裏付け。定性論だけでなく数値データを記載。

参考・公式情報

認定支援機関の具体的な支援内容の記載

確認書に具体的アドバイス内容を。

認定支援機関の確認書が形式的にならないよう、具体的なアドバイス内容・改善点を記載してもらう。

参考・公式情報

不採択理由(詳細)

新市場・高付加価値事業への進出要件を満たしていない — 既存事業のマイナーチェンジにすぎない

既存事業との明確な差分を。新規性3要件を満たす論証を。

既存事業の延長・マイナーチェンジでは不採択。新市場への進出、または高付加価値化による明確な事業転換であることを論証します。

参考・公式情報

「新規性」の要件を満たしていない — 既存事業のマイナーチェンジにすぎない

新規性3要件を個別に論証。

新規性3要件(過去実績なし・製造方法の新規性・定量的性能差異)をすべて満たす論証を。1つでも欠けると不採択。

参考・公式情報

市場分析が不十分 — 進出する市場の規模・成長性のデータがない

TAM/SAM/SOM、成長率を公的データで。

市場規模・成長率を公的統計・業界レポートで裏付け。1次情報の出典を明示できるよう準備。口頭審査でデータソースを問われる可能性があります。

参考・公式情報

既存事業との相乗効果が不明確 — なぜ自社がその新事業に取り組めるか説明がない

既存の強み・リソースとの結びつきを。

自社の既存強み(技術・顧客基盤・人材)が新事業にどう活かせるかを具体的に。参入の必然性を説明。

参考・公式情報

資金計画が甘い — 自己負担分の資金調達見通しが不明

自己負担分の調達計画を具体的に。

補助金以外の自己負担分の資金調達(融資・内部留保)の見通しを具体的に。金融機関の意向表明があると評価が高まる。

参考・公式情報

認定支援機関による確認書の記載が形式的

具体的なアドバイス内容を確認書に。

「確認しました」だけの形式的な確認書は評価されない。具体的な改善アドバイス・検討内容を記載してもらう。

参考・公式情報

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本ページの情報は 時点のものです。申請前に必ず公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。